令和3年度金沢市主催しつけ教室に参加される皆さまへ。

令和3年度の金沢市主催の犬のしつけ教室(春期)にご参加いただける皆さまへ、今後しつけ実習基礎編(5/15)としつけ実習応用編(6/27)での成果に関わる情報をお知らせいたします。
★第1回実習基礎編は、石川県における新型コロナ感染症の新規陽性者急増による対策として5月31日まで緊急事態宣言発出を受け、延期となりました。
★第1回実習基礎編は、6月27日(日)に行いますと連絡がありました。参加される皆さまお待たせいたしました。27日にお会いできることを楽しみにしております。また、気候的に蒸し暑い時期となりますので、飼い主さま、愛犬ともに多くの水分の持参をお願いします。私もそうですが、熱中症には十分気をつけてクラス運営を行いますのでよろしくお願いいたします。
★第2回実習応用編は、7月22日(木)に開催します。
★第2回実習応用編実施日(7/22)は、大変暑くなることが予想されます。人、犬ともに熱中症の予防対策が必要と思います。状況によっては金沢市動物愛護管理センターのドッグランでは日陰がないため、入り口エントランスにお集まりいただき、駐車場を利用して実施することもあります。いずれにせよ実施はいたしますのでよろしくお願いいたします。
★第2回実習応用編は、コロナの影響で日程の変更があり、数名の方が都合がつかないとのこともありましたが無事実施することができました。ありがとうございました。
★金沢市主催のいぬのしつけ教室は、秋(9月中旬より)に講義1回実習2回の構成で開催されます。

いぬの保育園ペロは社会化と学習を通して行動を安定させていきます
いぬのしつけ教室は飼い主さんと愛犬が学ぶ場です
Global.plusWanは専門的な勉強会も開催
いぬやねことの暮らしに役立つテーマでオンライン勉強会

◉実習に参加するための準備
<いぬ>
・首輪もしくはハーネス
・リード
・おやつ(フード)
飼い主さんは動きやすい服装と寒い場合の対策も必要です。

◉問題点の改善、基本的なマナーを習いたいと思われる方は金沢教室をご覧いただき、お問い合わせください。
また、問題点の改善やレッスンを行う際には、カウンセリングが必要となります。

勉強会のお知らせ

いぬのしつけ教室について

いぬのしつけ教室は、愛犬との絆を深めるために「飼い主さん」が愛犬とともにお勉強をしていく教室です。どのようにしていけばいぬとの関係を良くして快適な生活を送ることができるか考えていきましょう。

金沢市主催の犬のしつけ教室では、毎回講義1回、実習2回の3回受講が原則です。令和3年度春期はコロナの影響もあり5/9に開催した講義は時間短縮版で開催したため、お伝えしたかったことがあまり伝わらなかったのではないでしょうか。そこで今回は特別に(ほんと特別にですが)少し補足をこの場でお伝えしたいと思います。

講義「いかにしていぬのリーダーになるか。」

講義のタイトルは「いかにしていぬのリーダーになるか」でも、リーダー論ではない!

いぬと暮らすための心がまえが大切。まずいぬについて知ることから。

いぬを飼い始めることは容易い日本ですが、飼い続けることは容易なことではありません。
できたことをほめるのがしつけでは最重要!いぬに学習させるプロセスを作る教育の基本。
人に似た感情表現があるいぬは人では?と思うこともしばしば。でもとても利己的な動物なのです。
いぬには個性があり、それぞれ違うものです。そのため問題点改善にもそれぞれの方法が存在する。

いぬとの暮らしに必要なマナーとルールはこんな感じ。

ここからいぬの成長と学習理論のお話。

こいぬの時期はとにかく「呼んだら来る」ことをがんばって教える。

ここからいよいよ宿題の話へと突入!

ここからは今回、短縮版だったため割愛したスライドです。

今回のテーマ「いかにしていぬのリーダーになるか。吠える噛む編」はテキストがあります。下記からダウンロード可能です。

Global.plusWanでは、飼い主さんのための勉強会を開催しています。

今回の講義で強調したいことは、いぬは仲間を常に意識しています。仲間である飼い主とのアクティビティを常に求めているということ。上手にほめたことを伝える方法として「フード(大好きな食べ物)」を利用して教えていくことにあります。

実習1基礎編;「アイコンタクト」と基本動作

講義の最後で説明しました「宿題」からレッスンはスタートします。
最初のレッスンで大切なことは、宿題をやってきたことにあります。上手にできたことが問題ではありません。宿題の項目をやることが大切なのです。

□6/27無事に第1回を開催
天候に左右される屋外でのしつけ教室は、蒸し暑い感じの中大きな天候の崩れもなくといきたかったのですが、午後は雨降り急遽室内でのしつけ教室となりましたが、なんとか開催できました。
今回のポイントを以下にまとめてみました。
宿題の参考にしてください。
◯飼い主について歩くとはどういうことか
・インストラクター(私)が指定した場所を理解しているのは飼い主です
・飼い主がその場所に移動することは、いぬとともに移動することになります
・要するに、いぬは飼い主について歩くことになりますが、いぬと飼い主との関係に問題があったり、いぬの性格上の問題があったりするとこれがうまくできないものなのです
◯飼い主に注目することとはどういうことか
・「歩く止まる名前ごほうび」を覚えてもらうために、レッスンではマットを使いました
・飼い主の動作に「メリハリ」をつける必要性
・いぬは「名前の印象」を変えることができます;名前=振り向く
・いぬは「名前=飼い主に注目」と覚えてくれるようになれば、自然なアイコンタクトを構築することができます。
◯オスワリをさせることの大切さ
・オスワリはさせればいいのではなく、どのような気持ちを持ってオスワリという動作をさせていくかが重要
・いぬは名前を呼ばれると飼い主への注目度が向上してくると、どのようにすれば飼い主は早く褒めてくれるか(ごほうび)を考えます
・いぬは飼い主への注目度が高まれば、次の動作を考えて行動するようになります、これはいぬの中で優先順位の高い動作からするようになります
◯フセの練習をすること
レッスンの後半で、フセのやり方についてレクチャーしました
・オスワリをさせてからフセの練習をする
・いぬの視覚嗅覚聴覚を刺激するような方法が安定した動作に結びつく
◯マテの練習をすること
後半の後半でレクチャー
・今回はオスワリさせてマテをさせる
・いぬが注目するものを手に持つことが重要で、注目させながら待たす練習をする
・長い時間待たせるのが良いのではなく、いぬにはゴール(ほめてもらうこと)を教えることがポイントとなります
・今回は5カウント(秒)待たせてほめる(ごほうび)
■しっかりと、そしてじっくりと落ち着いて練習をしてください
・お散歩は「時間」よりも「回数」が効果的
・「名前を呼ぶ」ことはいぬとのコミュニケーションの第一歩
・自然なアイコンタクトでオスワリの練習を
みんな!頑張れ!

実習2応用編;「飼い主は1番と思う方法」

実習2では、「飼い主さんを意識するいぬ」にしていくことが目標となります。日常の暮らしで多くの問題点に遭遇していく中で、ストレスを軽減したいぬのコントロールを目指したプログラムです。

□7月22日に無事開催できました。前日には石川県のコロナ感染者が66人と突然の増加にどうなることかと思いましたけど。
晴天が続いた今回は朝から日差しが照りつける状況で、ドッグランの使用をあきらめ、エントランスを利用して行いました。
今回のポイントをまとめてみました。
○前回の復習;飼い主に注目することがテーマでした。みなさん、がんばって練習してきた成果をみることができました。
○アイコンタクト;飼い主の注目することが、なによりも大事です。日頃から自然に飼い主に注目するように心がけてください。
○オスワリをさせる;基本的には強制的にオスワリをさせるのではなく、いぬの意思としてオスワリをするようにしていきます。そのために必要なものは「ごほうび」となるものを飼い主は持つことです。
○マテをさせる(ステップ1);今回はオスワリさせて①いぬの鼻先にごほうびを見せるようにして、注目させながら「マテ、ま〜て、マテー・・・・」を何度も言いながら待たせます。だいたい5カウントほど。②これを4回繰り返す③やり直しをせずにできるようになったら次のステップへ進むことができます。
○マテをさせる(ステップ2);①いぬの鼻先にごほうびを見せながら「マテ、ま〜て、マテー・・・・」を何度も言いながら背筋をピーンと伸ばしてごほうびを持っている手は自分の胸へ②「マテ、ま〜て、マテー・・・・」を繰り返しながら3カウント待たせる③できたらすかさず「ヨシ!」と言ってごほうびを与えるようにします。④これを4回繰り返して練習をしていきます。
■今回のしつけ教室のポイントは、「できることを練習する」「成功を繰り返す」「簡単なことから褒めること」

お疲れさまでした。

投稿者: globalpluswan

高校を卒業後、民間の警察犬訓練所に見習い訓練士として入所。その後独立し、犬の繁殖と家庭犬のしつけトレーニングを行う。1994年にテリーライアン女史に出会うことにより、理論的なしつけトレーニングの重要性を痛感し、ボジティヴレインフォースメント(陽性強化すなわち正の強化による学習)によるトレーニング法を中心としたしつけを実施し、北陸(福井、石川、富山)を中心に動物病院、ペットショップなどでしつけ教室を定期的に開催する傍ら、ペットの専門学校での教務全般に関わりながら、学生に犬のしつけに関する講義を行っている。また、動物愛護事業にも行政と連携を図りながら活動している。そして、インターズーから出版される「新版犬のしつけ学」の著者でもある。 ・JAHA(公益社団法人動物病院協会)認定家庭犬しつけインストラクター ・一般社団法人ふくい動物愛護管理支援センター協会元代表理事

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