いぬとコミュニケーションを図ろう/「いぬの教育」。

いぬには「教育」が必要です。
日本では多くの方が、「こいぬ」から飼うものと思っていらっしゃる。
・こいぬから飼ったほうが「愛着」がわく
・こいぬのほうが「物覚え」がいい
・こいぬから飼えば「よく懐き、いい子に育つ」
・こいぬから飼えば「私の言うことをよく聞く」

確かに、間違いではありません。
ただし、「教育」をして初めてこのようなことをこいぬは身につけるのです。
「自由奔放」にさせておくと、このようにはなりません。

「いぬを飼うこと、すなわち共に暮らすこと。
ただし、容易なことではない。」

いぬやねこと暮らすには、それなりの覚悟は必要です。
安易な気持ちで飼い始めると、

「こんなはずじゃ、なかった。」

と、いうことになります。

事前に「いぬについて」のお勉強をしませんか?
こいぬはかわいい存在ですが、子どものように育つわけではありません。
こいぬの成長は「早い」のです。
こいぬの成長と学習の関係については、下記をクリックしてご覧ください。
・こいぬがお家にやってきた
・こいぬの社会化
・こいぬの成長と学習①
・こいぬの成長と学習②
・生後6ヶ月までの飼い方としつけの関係

動物愛護の高まり

最近の動きとして「保護いぬ」「保護ねこ」という言葉をよく聞くことがあります。行政や動物愛護団体で保護された動物の里親になろうという動きです。
この場合の多くは、いろいろなプロフィールを持ったおとなのいぬやねこということになります。

おとなのいぬやねこは
・性格が決まっていて飼いにくい
・環境に慣れにくい
・懐かない
という懸念があると思われる方がいます。

このネガティヴな懸念は、考え方を変えて付き合っていくことができます。
・性格が決まっているということは、里親側がその性格の動物と付き合っていけるかどうかを考えればいいのです。こいぬは飼ってみないとわからない点がおとなのいぬやねこだと、受け入れるひとつの指針になります
・環境に慣れないことについても、懐かないということについても、同じことが言えます。この子が快適に暮らせる環境や生活様式を用意できるかどうかを考えて里親になる決断ができます。
・保護いぬや保護ねこを受け入れる場合は、引き受ける側が事前にプロフィールを考慮して判断することができるという点で利点となります。
「自分の環境に無理やり合わせることは考えない。」ことです。

コミュニケーションの向上

こいぬから飼うにしても、おとなのいぬから飼うにしても重要なのは「トレーニング=教育」です。
いぬをトレーニングするべき利点は「コミュニケーションの向上」にあります。トレーニングは直接いぬと飼い主が対峙して行うことで、コミュニケーションは上がります。

コミュニケーションの向上に必要なのは「主導権」です。いわゆる「言い出しっぺ」。
友達数人で集まった時、
「今日なにする?」
「なにしよっか?」
「とりあえず、コーヒー飲みに行かないか」
「コーヒーいいね」
「行こ、行こ、行こ、」
となった場合、集まった友達の総意でコーヒーを飲みに行くことになります。
このときの「コーヒー飲みに行かないか」と提案した者が言い出しっぺとなります。

いぬとのコミュニケーションもこれが大事ですが、この言い出しっぺは飼い主がなるべきです。
そして、いぬが「そうしよう」となれば、コミュニケーションは成立です。

ここで大事なのは、
言い出しっぺが「こうしないさい」と言わないこと。
「こうしてみよう」というサインや態度で接することです。

上記の場合も、言い出しっぺが「コーヒー飲みに行くぞ」となったら、
言い出しっぺの力が強いと周りは何も言えませんが、言い出しっぺに力がない場合は反論が出るかもしれません。
大事なのは「こうしてみよう」という提案的なサインや態度ではないかと思います。

いぬのトレーニングも同じことが言えるのです。
いぬと接するときに、「はい、ここでオスワリするよ〜」と言いながらオスワリを促してみて、
いぬがオスワリをしたら「いいこだね〜、そうよ〜」と声をかけてほめ言葉も与えながらごほうびを一粒与えるようにしてみるのはいかがでしょうか。

いぬと接するときに、「ここでオスワリしなさい!」オスワリしなかったらお尻を押さえてまでもオスワリをさせて、無理やりオスワリさせたことを「いいこ、そう、それがオスワリ!わかった!」なんて言ってみてもコミュニケーションは成立していませんよね、そのうち反発が起こるかもしれません。

大切なのは、「させよう」とするより「したほうがいいよ」と行動を促すようにしていくこと。こうすることで「次につながる」ようになり、コミュニケーションがアップしていきます。

今回はここまで。
Global.plusWanのこにたんでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
感謝。

投稿者: globalpluswan

高校を卒業後、民間の警察犬訓練所に見習い訓練士として入所。その後独立し、犬の繁殖と家庭犬のしつけトレーニングを行う。1994年にテリーライアン女史に出会うことにより、理論的なしつけトレーニングの重要性を痛感し、ボジティヴレインフォースメント(陽性強化すなわち正の強化による学習)によるトレーニング法を中心としたしつけを実施し、北陸(福井、石川、富山)を中心に動物病院、ペットショップなどでしつけ教室を定期的に開催する傍ら、ペットの専門学校での教務全般に関わりながら、学生に犬のしつけに関する講義を行っている。また、動物愛護事業にも行政と連携を図りながら活動している。そして、インターズーから出版される「新版犬のしつけ学」の著者でもある。 ・JAHA(公益社団法人動物病院協会)認定家庭犬しつけインストラクター ・一般社団法人ふくい動物愛護管理支援センター協会代表理事

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