遊びを通してこころを育てるぱぴいラーンプログラム②

こいぬのこころを育てるためのコミュニケーションの大切さ

いぬ育てで大切なことは、上手にコミュニケーションを図ることにあります。
コミュニケーションの成否は、お互いに「心地いいか」ということがポイントです。
この点は、いぬでも人でも同じですね。

今回は「いぬとコミュニケーション」をどのようにとっていくか。
が、テーマです。
人は多くの場合「ことば」を使いこなして、お互いを知りながらコミュニケーションを構築していきます。
いぬは人のような「ことば」ではなく、「動作」を巧みに使って人とコミュニケーションを図ります。

こいぬとのコミュニケーション

「遊び」+「楽しい・満足」=「安心・信頼」

こいぬはおとなのいぬではありません。
まだこれから成長していく子どもなのです。
身体的にも行動的にも学習的にも未熟であり、あまりにも興奮した状態が続くと多くの場合いぬ自身で制御することが難しくなります。

そんなこいぬの行動を厳しく叱って私たちの生活における適切な行動を教えるなどあってはなりません。
できるかぎりの「楽しく!」をこいぬと共有しましょう。
なんたってこいぬのやることですから。

こいぬ育てには「アタッチメント」という考え方が必要だと感じています。
いぬの行動を制御することばかりに注目しがちな「いぬのしつけ」ですが、大切なことはどのようにして「不安」を取り除いてあげて、好奇心や協調性、自己主張を促していくことができるかということ。

こいぬには「安全」で「安心」できる環境を整えてあげましょう。
その環境のなかで、こいぬと遊びましょう。

こいぬと遊ぶ

「こいぬにおもちゃを与えておけば勝手に遊ぶ」
なんて思っているのであれば、それは間違っています。
こいぬとしっかりとコミュニケーションを図るのであれば
「こいぬと共に一緒に遊ぶ」
ことが大切です。

こいぬと遊ぶ定番は「おもちゃやボール」を使うことです。
一般的には「投げて持ってくる」もしくは「ひっぱりっこ」です。

そして、足を使ってこいぬと遊べる「足トンネル」。
フードを使ってこいぬの頭を誘導しながら、足トンネルを通過させる。

おもちゃで遊ぶ
足トンネル
足トンネル

飼い主からの指示(コマンド)を聞くことが楽しくなるように、こいぬが大好きなフードを使い誘導しながら動作をさせるようにしましょう。この際大切なことは「楽しい声かけ」を忘れないことです。

こいぬを楽しくほめる

「いいこ〜」「よしよ〜し」「ぐっ〜ど」「いぇ〜い」「いえ〜す」
こいぬとのコミュニケーションで大切なことは、楽しくほめることです。

いぬをほめる行動は、こいぬのできるだけ早い時期から始めるのがポイントです。
「人の手は優しいもの」と教える方法は、図で示しましたので参考にしてみてください。

手順としては、こいぬのマズルから触り始めて頭頂部を経て後頭部へと触っている手を移動させます。

これを4〜5回繰り返しましょう。
忘れてはいけないことは、最初に示したような「優しい声かけ」です。

コミュニケーションの成否

こいぬの頃から人と特に飼い主家族とのコミュニケーションをしっかりと図ることは、こいぬの成長にはもっとも欠かせないことであり、いぬの一生を左右する重要な事柄となります。

投稿者: globalpluswan

高校を卒業後、民間の警察犬訓練所に見習い訓練士として入所。その後独立し、犬の繁殖と家庭犬のしつけトレーニングを行う。1994年にテリーライアン女史に出会うことにより、理論的なしつけトレーニングの重要性を痛感し、ボジティヴレインフォースメント(陽性強化すなわち正の強化による学習)によるトレーニング法を中心としたいぬの教育を実施し、北陸(福井、石川、富山)を中心に動物病院、ペットショップなどで社会化を中心とした生活マナー教室を定期的に開催する傍ら、ペットの専門学校での教務全般に関わりながら、学生にいぬの教育に関する講義を行っている。また、動物愛護活動にも行政と連携を図りながら活動している。そして、インターズーから出版されている「新版犬のしつけ学」の著者でもある。 ・JAHA(公益社団法人動物病院協会)認定家庭犬しつけインストラクター ・一般社団法人ふくい動物愛護管理支援センター協会元代表理事

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