こいぬの社会化

こいぬのしつけは新しい家族の元にやってきたら、始まるものだと考えて下さい。
最初は、新しい飼い主家族に慣れることです。
家族の中に小さいこどもはいるのか?
お年寄りはいるのか?
何人家族なのか?
様々ですが、 そのすべてがこいぬにとっては慣れなければならない刺激のひとつとなります。

家族構成

特に家族の中にちいさいお子さんがいるとこいぬにとっては格好の遊び相手となってしまうので注意が必要です。
小学3年生以下のお子さんの場合、こいぬにとっては兄弟と思っているようです。
お子さんに向かっ て吠えてみたり、噛みついてみたりと様々な行動をします。
慣れさせるためには、保護者の方と一緒にこいぬと遊ぶことが大切です。
家の中にあるものから社会化トレーニングつまり慣れさせることを始めていきます。

リビングにあるもの

リビングは家族が集まる中心的なスペース、当然こいぬもそのスペースにいることが長くなるものでしょう。
もしかしたらず〜っといることになるかもしれません。
そのリビングにはどんなものがあるでしょう?
床は、フローリング、カーペット、たたみなど様々です。
キッチンがつながっているかもしれませんね。
ダイニングテーブルに椅子、ソファ、 テレビなどがあります。
小さい子供がいれば子供のおもちゃもあります。
ここで社会化が必要なのは、噛んでほしくないものは片付けるか苦い味や匂いのするものを塗っておくという配慮をして、こいぬが自ら噛むという行動をしないように仕向けるようにします。

エサに関わるしつけ

こいぬにエサを与えるときには必ず「いぬの名前」を呼んでから与えるようにしてください。
エサは1日数回(2〜3回)必ず与えるものなので、この時にしっかりとコミュニケーションをとるようにします。
「エサの量はどのくらい?」とよく聞かれるのですが、個々により様々です。
目安は与えるドッグフードのパッケージに書かれているものを参考にするとよいでしょう。
私がエサに関わるしつけの上でよく指導するのは、気持ち少なめに与えて食器の中を空っぽにする習慣をつけることが必要だということです。
なぜなら、いぬの食欲にはムラが出てくると健康な状態で食ベないのか、 病気で食べないのかの区別がつきにくくなるためです。
日頃からよく食べるという習慣をつけるようにしてください。
また、食べ終わった食器は必ず片付けるようにしましょう。
そのまま 置いておくようなことをすると、その食器を守る行動(飼い主に対して 唸る、咬むなど)を引き起こしたり、食欲にムラが出たりするので注意が必要です。

・エサの準備をします。

しばらくの間は、エサの銘柄を変えずいままで使っていたものと同じものを与えるようにすることが、子いぬの体調管理には必要です。
そしてカリカリの硬いエサではなく、少しぬるま湯で湿らせてから与えるようにする配慮も必要ではないかと思います。
幼い時期は一度に多くを食べると体調を崩す原因になりますので回数も多くなります。
だいたいの目安は以下の通りです、ご参考までに。
・生後3ヶ月齢・・・1日4回
・生後4ヶ月齢・・・1日3回
・生後5ヶ月齢以上…1日2回

生活に関わるいろいろなものに慣れさせる

こいぬと生活を始める時に考えなくてはいけないことは、様々な刺激に慣れる必要があります。 これは、将来起こりうるであろう問題点を回避するために必要なことで社会化と言います。 いぬは大変社会性が高い動物であり、性格も十犬十色(十人十色)です。 ただ社会化だけで良いいぬにすることは無理ですが、いろんなものに慣れることでいぬの気質や行動に様々なことへの耐性ができ、いぬ自身が自信を持つようになります。 また、いぬはしっかりと周囲とのコミュニケーションが上手に図れるようにする必要があります。 一歩を外に出れば刺激がいっぱいですから、異常に人を怖がったり、自動車やバイク、自転車などを怖がったりしないようになどの社会化が大切な項目となります。

お散歩について

外へお散歩に連れて行くことはとても大切なことで、いぬにとては 一大イベントです。
しかし免疫が不十分なこいぬにとってはデリケートな問題となりますので注意が必要です。
こいぬが病気を拾わないようにするために「ワクチン接種が完了するまでは、外に出すな」とよく言われますが、それではいぬの社会化が遅れてしまいます。
そこで抱っこをして外へ連れ出してみるようにしてもよいでしょう。
いぬをお散歩で連れ出す際には、次のことに注意するようにして下さい。

・他の動物の臭いを嗅がさない
・他の動物と接触しない
・他の動物の排泄物を嗅がさない
・草むらには行かない
・雨の日には行かない
・長時間お散歩しない

この注意点は、外で病気をもらわないこと、ほかのいぬから病気をもらわないことがとても大切な事柄となるための措置だと考えていただき、 特にほかのいぬの排泄物やノミやダニには十分な注意が必要であり、気温の変化にも注意するように心がけてください。

首輪と引き綱および胴輪

いぬの成長に伴ってお散歩の内容を検討することが必要になりますが、 お散歩デビューのその時になって首輪と引き綱をつけても上手にお散歩ができないものです。
早い段階から首輪や胴輪と引き綱に慣れさせるために部屋でこいぬと遊ぶ時につけるようにして慣れさせていきます。
基本的には、ケージやサークルにいるときには、特になにも着けていない状態でもよいですが、その場所から出してあげて、リビングなどで自由にさせる際には、首輪や胴輪を着けるようにしてみましょう。 そうすることで早い段階で慣れてくるものです。

こいぬが遊ぶためのおもちゃ

環境に慣れ始めるといろいろなものを口にするようになります。
こいぬの時期はどうしても噛むという行動をします。
この場合こいぬに噛むことを止めさせるのではなく噛んでもよいものを与えるようにして「噛みたい」という欲求を満たしてあげることも必要です。
また、いぬのおもちゃで一緒に遊ぶことにより、飼い主とのコミュニケーションが密に なり、今後の成長に大きく影響してきます。

生活環境の改善

こいぬは何をするか予想も想像もなかなかできないもので、思いもよらない事故を引き起こしてしまうこともあります。
その一つが「誤飲」ですので、いぬのいる環境をしっかりと管理(片付けるなど)することがとても大事です。
こいぬはどうしても噛む行動をすることから、噛んでは困るものなどを守るために十分注意を払わなければなりません。
電気コードや家具、 薬品類や観葉植物、ティッシュやリモコン、スリッパなどは目につく所や手の届く所には置かないようします。
また、入ってはいけない部屋をつくることも必要になる場合があります。

Global.plusWanのこにたんでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
感謝。

投稿者: globalpluswan

高校を卒業後、民間の警察犬訓練所に見習い訓練士として入所。その後独立し、犬の繁殖と家庭犬のしつけトレーニングを行う。1994年にテリーライアン女史に出会うことにより、理論的なしつけトレーニングの重要性を痛感し、ボジティヴレインフォースメント(陽性強化すなわち正の強化による学習)によるトレーニング法を中心としたしつけを実施し、北陸(福井、石川、富山)を中心に動物病院、ペットショップなどでしつけ教室を定期的に開催する傍ら、ペットの専門学校での教務全般に関わりながら、学生に犬のしつけに関する講義を行っている。また、動物愛護事業にも行政と連携を図りながら活動している。そして、インターズーから出版される「新版犬のしつけ学」の著者でもある。 ・JAHA(公益社団法人動物病院協会)認定家庭犬しつけインストラクター ・一般社団法人ふくい動物愛護管理支援センター協会代表理事

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